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国立がん研究センター研究所・分子腫瘍学分野の片岡圭亮分野長・斎藤優樹研究員らは、慶應義塾大学医学部との共同研究で、現在一定の条件を満たす進行・再発固形がん患者に実施されている包括的ながんの遺伝子変異の検査(がん遺伝子パネル検査)が、治療薬の選択に有用であることを、5万例以上の臨床症例を用いて明らかにしています(引用文献)。この研究では、日本で実施されているがん遺伝子パネル検査の現状のみならず、まだ日本では承認されていない薬剤でも、当該検査でマッチした場合その薬剤の有効性が高いこと、最近各種がん治療に使用されている免疫チェックポイント阻害剤の有用性についても、言及しています。このことはがんの分子(遺伝子)異常の検出が、個別化医療・最適化治療に有用であることを示唆しており、当該データと臨床データを集約するデータベースの構築が重要であることを意味しています。
引用文献:Real-world clinical utility of comprehensive genomic profiling in advanced solid tumors. Nat Med 2026 Feb;32(2): 690-701.doi: 10.1038/s41591-025-04086-8.
(https://www.nature.com/articles/s41591-025-04086-8)
国立がん研究センタープレスリリース:https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2026/0108/index.html